 
ピーターが好き 息子4歳の思い出

『ピーターとおおかみ』
プロコフィエフ作 ハワード絵
小倉 朗 訳 (岩波書店)
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幼稚園の年少組の頃、息子は『ピーターとおおかみ』(岩波書店)という絵本が
好きでした。
この絵本は、版画で描かれているのでしょうか?カラーのページはいくらかはありますが、
モノクロページが多くなっています。一見地味なこの絵本を、息子はたいそう気に入って
いました。少年ピーターが、勇敢におおかみに立ち向かい、勝利をつかむという
このお話に、勇気や希望などを感じたのでしょう。
息子とこの本との出会いは図書館でした。「ピーターとおおかみ」を、
また読みたいと言っては、何度も図書館へ通いました。せっかく
借りようとして行ったのに、すでに借し出されていて、残念に思いながら
帰ってきたこともありました。それでも、わたしたちはリクエストはしないで、
「また、来てみようね。」と、次回への楽しみにして帰ったものでした。それくらい
息子は、この絵本が好きでした。そして、何度も読むうちにぜひ我が家の本棚にも、
この本を一冊欲しいと思うようになりました。息子がこの本を気に入っているという
気持ちがわたしにもわかったからです。心に残る一冊は、ぜひ家の本棚に
置いておきたいと思いました。そして、息子がこの本を気に入っていること
をお伝えしたかったことと、図書目録を手に入れたかったことから、わたしは岩波
書店さんに葉書を書きました。…返信を待つこと数週間…、なんと残念なことに
この絵本は「絶版」だったのです。これには、息子もわたしも大変ショックでした。
ところがそれから約一年後、『ピーターとおおかみ』は、みごと「復刊」しました!
このニュースを新聞で見たときには、わたしたち母子は
躍り上がって喜んでしまったほどでした。(わたしの住んでいる地域で
は、月の最終土曜日の夕刊の1面に、岩波さんの新刊の案内が載って
います。)記事には「読者からのリクエストに答えて復刊…」と書かれていました。
それを見て、すばらしいと思う作品に会った時は、出版社さんに感想葉書を
お書きすることは大切…と感じました。良い本を残していこうとすることは、
わたしたち一人一人にもできることなのですね。このすばらしい絵本を出版して
くださっている岩波書店さんに、心から感謝とお礼を申し上げます。
 
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